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2023.12.20
外国特許実務
PCT
【PCT】PCT出願の料金支援制度が一本化されます(2024年1月1日より)
現在、PCT出願に係る料金支援制度として、中小企業、小規模企業、中小スタートアップ企業、大学等を対象に、軽減措置制度、及び、国際出願促進交付金制度の2つがあります。
利用する制度ごとに提出する書類、提出する時期、減免対象となる手数料が異なっており、煩雑でした。
2024年1月1日以降、2つの制度のうち国際出願促進交付金制度が廃止され、国際出願手数料等支援措置に一本化されることとなりました。対象者・要件・料金負担の割合に変更はございません。
詳しくは、特許庁ホームページをご覧ください。
新制度では、PCT出願/国際予備審査請求手続と同時に手数料軽減申請書を提出すれば、すべての手数料が一括して軽減されます。
手続時に手数料軽減申請用紙の添付がない場合、本支援措置は適用されませんので、注意が必要です。
2023年12月31日までにPCT出願/国際予備審査請求を行った件は、所定の期間内に手続を行えば、現行の国際出願促進交付金制度の対象となります。
必ずしも2023年度中(2024年3月31日まで)に行う必要はありませんが、2024年度以降の交付申請は、2024年度予算の成立が前提となるため、速やかに手続を行っておくことをお勧めいたします。
(参考)
・特許庁ホームページ
https://www.jpo.go.jp/system/patent/pct/tesuryo/pct_keigen_shinsei_202401.html
・PCT国際出願に係る料金支援制度のご案内
https://www.jpo.go.jp/system/patent/pct/tesuryo/document/pct_keigen_shinsei/pct-ryokin-shien.pdf