所内研修会（裁判例検討: 知財高判令和3年(行ケ)第10111号「レーザ加工装置」事件）

知財高判令和3年(行ケ)第10111号「レーザ加工装置」事件について、技術第３グループ担当の所内研修会が行なわれました。
上記裁判例では、除くクレームを利用した訂正によって引用発明における必須の構成を除外し、それにより当該引用発明からの動機付けに阻害事由があるとして、進歩性が認められました。

研修会では、原告・被告の主張内容や判示内容を確認するとともに、裁判例を実務に生かす際の注意点についての説明がされました。また、除くクレームについて、近年の日本における利用状況や、日本の関連裁判例、外国（米国、欧州、中国、韓国、台湾）での運用等についても紹介されました。

裁判例の内容については、資料室の判例紹介ページをご確認ください。