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2026.06.10

米国

外国特許実務

【米国】審査開始時期を事前通知するパイロットプログラムの開始

2026529日、USPTOは、審査開始時期を事前通知する新たなパイロットプログラムを開始しました。

 

■プログラムの概略

審査効率化および品質向上を目的として、審査開始時期を事前通知するパイロットプログラム「Pre-Docketing Notice」が導入されました。

審査官への割り当てが見込まれる約3か月前に通知が発行され、出願人は、例えば以下の対応を検討することが可能です。本通知への応答は必須ではなく、対応しなくとも審査に進みます。

 

・予備補正(Preliminary Amendment)やIDS提出の検討

・権利化要否の見直し(条件により手数料返還の可能性あり)

・発明者・権利者情報の確認および更新

 

■対象となる出願

・係属中の出願(non-provisional utility applications

・まだ審査官に割り当てられていない出願

 

■注意点

本プログラムに関連する実務上の留意点として、特にIDS提出タイミングへの影響が考えられます。

弊所の過去記事でもご案内していますとおり、Non-Finalオフィス・アクション発行前であれば、庁費用の支払い、及び、Statementの提出不要でIDS提出することができます。上記通知により審査開始時期が明確となることで、IDSを提出するタイミングを見計らってまとめて出し、日米代理人の費用削減を図ることも考えられるという見解があります。

一方で、現時点では通知発行のタイミングなどが信頼性の高いものではないこと、及び、あくまでもUSPTOのサービスプログラムであるため将来的に終了する可能性があることを鑑みると、本通知のみを基準にIDS提出時期を判断するのではなく、従来どおり速やかな情報開示を基本とすることが安全とする見解もあります。

 

弊所では、プログラムの動向を注視し、顧客様に適切なサービスをご案内いたします。

 

参考)Applicant Pre-Docketing Notice pilot program | USPTO

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