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2023.07.19
外国特許実務
韓国
【韓国】庁料金の改訂(2023年8月1日施行予定)
韓国において庁料金の改訂が発表されました。詳細は下記のとおりです。
①基本審査請求料、及び、1クレーム毎の加算額の値上げ
【適用対象】出願日が2023年8月1日以降のパリルート出願
国際出願日が2023年8月1日以降の国際出願から移行した出願
【改訂の内容】基本審査請求料は、143,000ウォンから166,000ウォンに値上げ
1クレーム毎の加算額は、44,000ウォンから51,000ウォンに値上げ
②登録料、及び、年金の値下げ
【適用対象】登録料)2023年8月1日以降に特許査定が発行される件
年金)2023年8月1日以降に納付する件
【改訂の内容】一律10%の値下げ
③2世代目以降の分割出願に対する累進的な出願料導入
【適用対象】2023年8月1日以降に行う分割出願
【改訂の内容】1世代目の分割は、46,000ウォン(変更なし/親出願と同額)
2世代目の分割は、92,000ウォン(1世代目の2倍)
3世代目の分割は、138,000ウォン(1世代目の3倍)
4世代目の分割は、184,000ウォン(1世代目の4倍)
5世代目以降の分割は、230,000ウォン(1世代目の5倍)
※①と②の改訂による出願人様の費用負担への影響について
(例)クレーム10個の出願を登録後10年間維持する場合
(1ウォン=0.1082円で算出)
【現料金】審査請求料及びクレーム加算:約63,000円
登録料、及び、年金:約373,000円
合計:約436,000円
【新料金】審査請求料及びクレーム加算:約73,000円
登録料、及び、年金:約336,000円
合計:約409,000円
→約27,000円の減額となります。
今回の改訂にて、審査請求及び分割出願に関する料金は増額となりますが、特許の登録・維持に関する料金は減額となり、長期的には出願人様の負担が軽減されるものとなります。