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2022.09.28
米国
外国特許実務
【米国】After Final Consideration Pilot 2.0(AFCP2.0)の試行期間を更に延長
米国特許商標庁(USPTO)は、AFCP2.0の試行期間を更に延長し、2023年9月30日までとしました。2024年9月30日までとなっています。
AFCP2.0は審査の迅速化を目的の1つとしたプログラムであり、最終のオフィス・アクション発行後に、継続審査請求(RCE)を行わなくともクレーム補正(範囲を広げない補正)を伴う応答が可能となります。なお、当該補正に対する審査官の検討時間は、3時間以内と限定されております。
試行期間が毎年延長されている状態であり、現時点では恒久的な制度ではありません。
AFCP2.0を利用しても拒絶理由が維持される場合は多いのですが、申請のための庁費用は不要であり、RCEを行うことなく特許許可を得られる可能性もあるため、当所でも活用しております。